店舗案内

プロフィール

  • 東京薬科大学卒業
  • 静岡赤十字病院薬剤部勤務
  • その後薬局開設
  • 東洋医学を志し、呉竹鍼灸専門学校卒業
  • 鶏林東医学院、日本漢方医学協会漢方医学講座に学ぶ
  • 漢方家入江正氏の入江FT塾修了
  • 現在、漢方シンアイ薬局、附属鍼灸院代表

日本の医療の中で「漢方」の位置付けは歴史的背景のため、あいまいになっています。明治維新と共に、時の政府が西洋の医学を学んだ者にのみ、医師の免許を与え、漢方医師は認めないとしたのです。
維新前の江戸時代まで続いた「漢方医」が消滅してしまいました。
それにより、医学教育は西洋医学のみとなり、中国などのような「漢方医科大学(中医学院)」は日本には存在しない状態が今まで続いています。
ただ、例外的に視覚障害の人達の職業の一つとして鍼灸を、漢方薬は生薬(キグスリ)として薬剤師、薬種商に認められました。
漢方を志した私は、大変困りましたが、まず鍼灸師になるために、鍼灸専門学校に学び、漢方薬は明治以来、篤志家により守り続けられた数ヶ所の私塾に通い、漢文の勉強から始めることになりました。
多くの古典を読んだことは言うまでもありません。基礎知識を学んだとはいえ、臨床は別物です。
大きな壁は「診断」です。正確な診断があってこその治療ですので、捜しあぐねた結果、入江FTに出会い、その修得に努力しました。以後、臨床家として多くの患者様の治療のお役に立ってまいりました。
「漢方」は私にとって生涯をかけて追求していくテーマであり、患者様の治療に役立てることが、私の最大の喜びであります。
何よりも適確な診断ができるように、日々の自己管理と怠りない精進に努めてまいります。

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漢方の担い手

シンアイ薬局は、以前より静岡県立大学薬学部の実習生を受け入れています。
薬学部の修行年限が6年になった関係上、病院や薬局での実務実習が必修となり、シンアイ薬局としては漢方限定で現場教育を担っています。
薬学部5年生対象です。大学5年生ですので、さぞ漢方の勉強は出来上がっているのかと思うと、知識としての漢方はほどんど無いに等しく、聞くところによると医学部の学生も同じだそうです。
私どものところには、西洋医学的手段の行き詰まりで、いらっしゃる患者さんが多く、可能性を信じ、祈りを込めて漢方のアプローチを試みています。
漢方は自然哲学にそのよりどころを求め、自然との調和、順応という形で生命をとらえているがために、現代人には容易に受け入れられない要素を多く持っています。
したがって西洋医学畑の学生に漢方のイロハ(陰陽、五行)から教えなくてはならず、「もっと時間があったらなあ。」と思いつつ、90分間の実習時間の中で漢方の全体像を話し、その魅力を少しでも伝える努力をしています。
その甲斐あってか、「漢方に対する考えが変わった。」「将来の仕事は、漢方の道に進んでみようと思う。」等の学生の感想が聞けるようになりました。
学生実習は、ほとんどボランティアのこころで続けていますが、将来を担う若者の中から漢方の道を志す学生が出てきてくれることを願い、社会貢献の一助となれば喜ばしいことです。

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漢方のプロ養成教室 開講

シンアイ薬局は、薬学教育が6年になって以来、2010年(平成22年)から毎年10名前後の実習生を受け入れてきました。
2016年(平成28年)3月、たいへんうれしいことに、私共で実習した静岡県立大学薬学部卒業生の中から、漢方の勉強をして独立開業を目指す希望者が2名出てまいりました。
漢方医療は独特の理論とその運用を修得しなければならず、私共の知識と経験を伝えるべく、5月から漢方のプロ養成教室を開講することになりました。
漢方の本道を自認する岩谷です。患者様のお役に立てて、漢方のプロを育てることにも役立てることはたいへんな喜びでもあります。
生徒2名の小さな教室ですが、目標は高く大きく掲げてまいる所存でございます。

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漢方勉強会の講師

静岡県立大学薬学部学生主催の漢方勉強会の講師を引き受けることにしました。
薬剤師会の重責を担う先生から「将来、漢方を専門とする道に進む希望の学生がいます。本格的な勉強になると思うので面倒をみて下さい。」との話がありました。
私、岩谷も初学者の頃は勉強の場を探すのに苦労したことなどを思い出し、引き受けることにしました。
学生(薬学部5年生)の自主的な勉強会として少人数(9名)での出発となり、約1年間は基礎編を、卒業後も希望する人にはプロ養成講座を考えています。
漢方医療の次世代を担う若い人達の勉学の助けになるよう続けて行きたいと思っております。

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私の健康法

仕事柄自身の健康には日々気を配っています。その一つが、経絡を自己診断して漢方薬を服用すること。必要に応じて鍼灸の治療を加えます。漢方医学的な病気を未然に防ぐ『未病ヲ治ス』に相当すると考えて実行しています。

よく患者様から「先生は健康そうに見えるけど何かやっていますか?」と質問されますが「漢方薬を服用すること。運動をすること。」と答えています。
日頃の運動も大切と考え仕事の合間に健康体操とウォーキングをしていたのですが、70歳代になってからは足腰の筋力の衰えを感じるようになりました。
年齢を考慮するともう少し積極的な運動が必要のように思え、大学時代山岳部に所属していたこともあって去年から趣味の山登りを再開しました。

先の日曜日にオクシズ梅ヶ島地区の山伏岳(2013.7m)大谷嶺(1999.7m)の登山をしました。下部の大谷崩を登山中、ガレ場で足をとられて「すってんコロリン」とみっともない転びをしてしまいました。何度も登ったルートなのにですよ。同行の妻に「やっぱりトシだよ。」と言われてガックリ。納得です。
今後は日頃のトレーニングを多くして、安全な高齢者登山を目指します。自然をこよなく愛する私です。悪い癖です。大きな怪我には充分気を付けて登山は続けたいと思っています。
妻には「なるべく低山にしなさい。」と言われていますが…。

さてもう一つ。患者様に「先生は悪いところはないのか?」とよく聞かれます。
「悪い所は視力・聴力の衰えと頭だけで内臓は至って健康ですよ。」この場合の頭が悪いのは頭髪が白くなって薄くなったという意味です。

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店舗概要

店舗名 シンアイ薬局(有限会社シンアイ薬局)
所在地
  • 〒422-8044
  • 静岡県静岡市駿河区西脇642-6
  • MAP
代表者 薬剤師・鍼灸師・漢方担当 岩谷説于(いわたに のぶゆき)
スタッフ 薬剤師・保険調剤担当:岩谷静(いわたに しずか)
他2名
営業時間 9:30~19:00
水曜日 9:30~12:00
土曜日 9:30~18:00
定休日 日・祝日
駐車場 5台
TEL 054-283-4556
FAX 054-283-4581
URL https://www.kanpou-shin-ai.com
E-mail info@kanpou-shin-ai.com

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