漢方医学の診断について

シンアイ薬局の漢方診断方法

病気を治し、予防したりするのに、漢方医学は、とても優れた選択肢のひとつです。
でもちょっと待ってください。風邪を引いたら「葛根湯」と決めたりしていませんか?
良く効いたりあまり効かなかったりしませんでしたか?
漢方医学には「診断学」があります。診断という単語を使いましたが、現代医学の病院で、お医者様が行っている「診察」と漢方の診断はまったく違います。

東洋医学(漢方)の診断は「四診」と言って、望・聞・問・切の方法をとります。その中で重要なのは「切」切診です。切診とは経絡(気の流れ。その要所要所が経穴(ツボ))を調べることや、脉診(六部定位、三部九候を言い手首の動脈を調べること)をすることです。ですから、あくまでも患者様ご本人がご来局いただかなければなりません。

望・聞・問・切とは?
■望診
全身、局所、舌などを観察する
■聞診
音声、言語、呼吸、咳などを聞き、臭いなどを参考にする
■問診
病気を持つ本人や家族にいろいろと質問をし、自覚症状、発熱、寒熱、汗、睡眠、便通、食欲や味覚、女性の場合は生理について情報を得る
■切診
脉をとったり、体表上の経絡・経穴の状態を調べる

ただ、ツボや脉を調べると言っても、機械ではなく、熟練を積んだ術者の指先の感覚で調べます。
「先生はどうして指で触れるだけで判るのですか?」
とよくご質問いただきますが、わたしもたくさん努力して、訓練をして、気を感じる修行を積んで、やっと会得しました。ですからよく効いたと、多くの患者様に喜んでいただいているものと存じます。
多くの経験と勉学、技術の研讃のもとに、適切な治療方針を立て、治療と予防のお手伝いをさせていただいております。

漢方の診断は下記の流れで行います

気の診断

漢方の診断は体の表面を流れている経絡を切診により調べます。経絡とは体表上にある経穴(ツボ)と経穴を結んだ気の流れを言います。

つまり、漢方の診断は目に見えない「気」を調べることなのです。人体は気が体中を巡っています。健康なときは気のバランスも良く(陰陽のバランスが良い)、気の流れにも問題はありません。しかし、いったん体調を崩したり、内臓が病気になると、バランスが乱れて、気の流れにも滞りなどの変化が出てきます。

気のバランスはどうなっているか?気の流れの滞りの場所(経穴=ツボが反応します)は、どこかを特定します。そして漢方の病名が決まります。治療の為の漢方薬が決まり、鍼灸治療のツボも決まります。ドンピシャリの漢方薬と鍼灸治療ですから、効かない訳はないですよね。

漢方の処方

何百種類ある漢方から今現在のあなたにピタリ合った処方を出します。

生命活動で人の気も変化します。
その気に変化に対応して、処方も細かな部分で変化しますので、理想的には1週間に1度の診断をお勧めいたしますが、お仕事の関係などで時間的に難しい場合や、おからだの状態が安定している方、ご遠方の方は2週間分以上、お持ちいただく場合もございます。
処方が必要ではなく、養生指導だけで済む人ももちろんいます。また、病院で出されたお薬がある方は、併用できるような漢方を選ぶことも出来ますので、その旨をお申し付け下さい。(漢方薬の料金>>

診断結果・処方内容のご説明
診断の上、おからだの状態、気の状態、それに対応した漢方処方の内容をご説明いたします。
漢方薬の調剤
当薬局には、漢方担当と保険調剤担当の2名の薬剤師がおります。
単一処方も数種の合方も丁寧に調合いたします。

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